日テレ三冠王の裏に異色の「壊し屋」がいた

「目の前の仕事」を飛躍のきっかけにするには

 「起業」という言葉は、起業家のためだけにあるものではない。「業(なりわい=仕事)を起こすこと」は、組織の中でもできる。いやそれどころか、新しいビジネスを生み出さなければならない組織人にこそ必要とされるアクションだろう。
 さあ立ち上がれ組織人。今、あなたの立場で、業は起こせる。それも、上手にやれば大規模に。本連載では、会社をはじめとする「大組織」で、“変わり者”だと思われても“変えること”に挑み、新たな仕事をつくり出す「組織内変人」を紹介する。
日テレの高視聴率を支える「変人」は見た目からド派手(写真:今祥雄)

配属先が当初の希望通りにいかなかった。望んでいない部署に異動になった。自分はこの先、ずっと好きでもない仕事をやっていかなければならないのだろうか……。

やりたいことがやれずにくすぶっているなら、自分のキャリアに対する見方を少し変えてみるのはどうだろう。そのために今日は、これまで会社に存在しなかった独自のポジションをつくり上げ、目の前の仕事を心の底から楽しんでいる変人を紹介しよう。

バラエティーのヒットメーカーが、ドラマ畑に?

2014年12月、日本テレビが、ゴールデン帯(19~22時)、プライム帯(19~23時)、全日帯(6~24時)の世帯視聴率で首位となり、年間視聴率三冠王を達成した。その要因として、多くの局員と著名なプロデューサーやディレクターの活躍があったであろうことは想像に難くない。

しかし、どうやらそれだけではなさそうだ。高視聴率の裏には、ある“特命任務”を背負ったテレビマンの存在があった。

その男の名は、栗原甚。これまで『¥マネーの虎』をはじめ、『さんま&SMAP』『踊る!さんま御殿!!』『ぐるぐるナインティナイン』『伊東家の食卓』など、数多くのバラエティー番組に携わってきた人物だ。

2013年6月、長年バラエティー畑で育ってきた栗原さんが、畑違いのドラマ班に送り込まれることになった。彼が密かに背負った特命とは、一体どのようなものだったのだろうか。

次ページ嫌われながらも、新陳代謝を促す
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ほしいのは「つかれない家族」
  • 就職四季報プラスワン
  • 赤木智弘のゲーム一刀両断
  • 日本野球の今そこにある危機
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
地銀 最終局面<br>首相が追い込む崖っぷち

遅々として進まなかった地銀再編。しかし菅義偉首相は明確に踏み込みました。全国の地銀はどう動くのか、現状を徹底取材。今後起こりうる地銀再編を大胆予測。さらにビジネスモデルや行員の働き方にも注目し、地銀が生き残る道について探りました。

東洋経済education×ICT