高視聴率・日テレ「〇〇妻」はなぜ生まれた? 「家政婦のミタ」コンビが考えた究極の"愛"
「家政婦のミタ」コンビが、なぜ「〇〇妻」?
――1、2話を拝見して、ひかりというミステリアスな、かつとてもひたむきな妻の姿にくぎ付けになりました。ひかりは、なぜ“契約結婚”という形にこだわるのか? 混乱する正純に共感もしつつ、同時に“入籍”にこだわる正純にもどかしくもなりました。夫婦というものの本質を考えさせられるドラマですが、この企画はどんなふうに生まれたのでしょうか?
脚本の遊川さんと僕は、いつも「最近、こんなことやあんなことがあった」という近況報告をしながら打ち合わせに入るのですが、「次に何のドラマをやろうか?」という話をしていたとき、ちょうどふたりの共通の関心が「妻って、何なのか?」ということだったのです。
僕は結婚して二十数年になるんですが、カミさんの愚痴ばかり言っていました(笑)。一方の遊川さんは当時独身で、お付き合いしている方との結婚を考えていたのです。
そんな会話の中で、「妻って、何だろう?」ということを突き詰めたドラマを作ってみましょうよ、という話になりました。「理想の妻、究極の妻って、何だろう?」ということを考えてみましょうと。
それで「妻」を主人公にした“妻モノ”をやろうと決まりました。“夫婦モノ”とか“家族モノ”ではなく、“妻”にスポットを当てた“妻モノ”です。その次に「では“何妻”がいいのか?」ということを考えて、どんどん膨らませていきました。
初回からすでに明らかになっているとおり、ひかりと正純は「契約結婚」をしています。
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