怒り、嫉妬、憎しみ…周りとの関係で生じるイヤな感情。スーと消える方法とは?――人生を好転させる大愚和尚の「離れる力」

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不機嫌な人物
不愉快な出来事が起こったときのマイナス感情は、早めに手放しましょう(写真:Taka/PIXTA)
「求めすぎる」から、「近すぎる」から、「執着」が生まれる。それが悩みのもとになる――。
登録者数74万人を超えるYouTubeのお悩み相談番組『大愚和尚の一問一答』で話題の大愚元勝氏が、新刊『仕事も人間関係もうまくいく離れる力』で、人生を好転させる「離れる力」の磨き方を指南。同書から一部を抜粋してご紹介します。

自分だって思い通りに動かせない

■お釈迦さまだって、これで苦しんだ

みなさん、「四苦八苦(しくはっく)」という言葉を聞いたことがあると思います。お釈迦さまが説く「人生の苦」の総称です。「四苦」は、生まれて、老いて、やがて病気になって死ぬ――「生老病死」という4つの苦しみです。生きとし生けるものはすべて、この四苦から逃れられません。

このほか4つの苦しみがあります。

愛別離苦(あいべつりく)愛する者と別れる苦しみ
怨憎会苦(おんぞうえく)怨み憎むことになる者とも出会ってしまう苦しみ
求不得苦(ぐふとっく)求めるものが得られない苦しみ
五蘊盛苦(ごうんじょうく)自分の心、体すら思い通りにならない苦しみ

先の四苦と合わせて「四苦八苦」といいます。

ここでフォーカスしたいのは「五蘊盛苦(ごうんじょうく)」です。お釈迦さまでさえ、「自分のことすら、自分の思い通りにならない」とおっしゃっているのですから、これは真理です。

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