「女子トークしよう」「夫をもっと教育したほうがいい」…平気でプライベートに介入する上司がストレス。うまくあしらうには?【事例で紹介】

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プライベートに干渉してくる上司が原因で、強いストレスを抱える人がいます(画像:siraanamwong/PIXTA)
メンタルヘルスの専門家として、行政機関や民間企業で多くの人の相談を聴き、カウンセリングを行う心理学者、舟木彩乃氏によると、相談内容の9割は人間関係に関するものだといいます。厚生労働省の調査でも、働く人が感じる強いストレスの原因の多くは「職場の人間関係」です。上司、部下、同僚──どの職場にも必ず「あなたを憂鬱にする人」が存在します。
その心理的背景を理解し、自分を守るスキルを身につけることこそ、快適に働き続けるための第一歩です。本稿では、舟木氏の新刊『あなたの職場を憂鬱にする人たち』から、具体的な事例を一部抜粋・転載して紹介します。

これは公私の境界がわからず、プライベートに干渉してくる上司の話です。

上司に悪気はないとしても、多くの人は仕事とプライベートをきちんと分けたいし、私的領域は尊重してほしいと思うでしょう。他人である上司の介入で、プライベートがかえって混乱することもあります。

しかし、表立って上司と一線を画すと機嫌を損ね、仕事で不利益を受ける心配もあります。どうしたら良いでしょうか。

上司が家庭事情に介入してくる

山田さん(仮名、女性30代)は、出産・育児を機にライフワークバランスが整備され、テレワークが多い今の会社に転職してきました。彼女は会社員の夫と保育園に通う子どもの3人暮らしで、子どもの体が弱いため、頻繁に保育園から迎えにきてほしいと呼び出しがあることから、転職を決意したのでした。

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