教職員が本音で語り合える場を
赤司展子(以下、赤司):札幌新陽高等学校では、「中つ火を囲む会(通称:中つ火)」を開催しています。月に1回、教職員同士で対話する場です。職員会議を廃止し、まるでたき火を囲むように教職員同士がフラットに対話できる場を作れないかと考えていたとき、ある先生が、ネイティブアメリカンの文化ではたき火を「中つ火」というのだと教えてくれました。
中つ火を通して自由に意見を言い合える雰囲気や場ができて、今では先生たちが放課後集まって「来週の総合の授業どうする?」などと話し合っていることもあります。
先日ちょっとのぞいたら、とても面白かったですよ。YouTubeのモテメイク動画をきっかけに話題は「化粧」に発展し、理科なら成分、社会ならその歴史、また自己表現の1つでもあるので国語や英語はその観点で授業ができるといったように先生同士が話し合っていました。今度はそのバトンを生徒たちに渡してみたら、何か気づきがあるかも、というわけです。


















