スタートアップ「活躍できる人、ダメな人」4大差 「どのスキル」が必要?「何歳でもOKな人」の特徴

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【大差がつく点④】思考のクセを捨てて、「アンラーン」ができるか

スタートアップで「活躍できる人」と「ダメな人」の4つめの大差は、「アンラーン」ができるかどうかです。

スタートアップ転職で活躍できる人は、みな「アンラーン(unlearn)」ができます。アンラーンとは「思考のクセを意識的に忘れる」という意味です。

とはいっても、これまで培ってきたものをすべて捨て去るということではありません。習得したスキルや経験は貴重な資産です。

「アンラーン」とは、それを「負の遺産」に変えないようにメンテナンスするということなのです。私は「学びほぐし」と呼ぶこともあります。

アンラーンができる人は何歳になってもスタートアップ転職ができます

逆に言うと、スタートアップでうまく活躍できない人は、アンラーンができません。「前の会社での経験をリセットして捨てる力」がなく、「こういうときはこうすると決まっている」などの前例主義にとらわれ、自分の成功体験をほかの人たちに押し付けるだけの人になりがちなのです。

こうした「思考のクセ」を捨てきれない人、「マウンティングおじさん&マウンティングおばさん」は、中高年世代に結構多い印象です。

成功すれば「高い給与」、才能があれば「高い役職」が

スタートアップは実力第一主義で、ラクな仕事ではありません。

はじめから高い報酬が約束されるわけでもありません。経営環境から仕事内容に至るまで、日々すごいスピードで目まぐるしく変化していきますし、倒産の危険にもさらされます。

しかし、実績を上げれば、お金や役職は、あとからついてきます

成功すれば「高い給与」が与えられ、才能があれば「高い役職」を与えられる。これがスタートアップの基本原則です。

スタートアップで活躍できる人になれるかどうかは、考え方や行動によって、変えていくことができるものばかりなのです。

これから「スタートアップに身を投じてみたい」と思う人が、ひとりでも多く生まれ、活躍し、日本社会を変えていくことを、『スタートアップ「転職✕副業」術』を上梓した著者として、強く願っています

藤岡 清高 「スタートアップ転職・副業のプロ」アマテラス代表取締役CEO

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ふじおか きよたか / Kiyotaka Fujioka

「日本からGoogle・Facebookを100社創業する」をミッションに掲げるアマテラス代表取締役CEO。1974年生まれ。「スタートアップ転職・副業のプロ」として、これまでに2000人以上からスタートアップ転職や副業の相談を受ける。2011年に創業したアマテラスを通じて、毎年200人以上がスタートアップ企業のコアメンバーやCxO候補として参画。アマテラスとの契約後に上場をしたスタートアップ企業は140社以上、M&AなどでEXITした企業は50社以上にのぼる。著書に、スタートアップで「働きたい人」「副業してみたい人」の入門書『「一度きりの人生、今の会社で一生働いて終わるのかな?」と迷う人のスタートアップ「転職×副業」術』がある。

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