35歳過ぎて「全然学ばない人、独学する人」の大差 「独学で、人生が劇的に好転!」超納得の4大理由

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学ぶことで幸せな人生を過ごす中年男性
ミドル、シニア層こそ、今すぐ「独学」を始めるべきです(写真:KY/PIXTA)
いまビジネスの世界で、「リスキリング」(学び直し)が注目を集めている。
リスキリングの本質は「変化する社会で、今後必要なスキルや技術を学ぶ」ことで、そこでは「独学力」が決定的に重要になる──。
30年以上にわたり、人事や人材マネジメントの研究を続けてきた高橋俊介氏が、このたび「社会人の学び方」を1冊で完全解説した新刊『キャリアをつくる独学力──プロフェッショナル人材として生き抜くための50のヒント』を上梓した。同書は、発売後たちまち大増刷するなど、話題を呼んでいる。
世界有数の人事コンサルティング会社の日本法人代表を務め、日本に「キャリアショック」という概念を広めた「キャリア論の第一人者」でもある高橋氏が、「35歳を過ぎて『全然学ばない人、独学する人』の大差と、35歳以上のミドル、シニア層こそ『今すぐ独学を始めるべき4大理由』」について解説する。

ミドル、シニア層こそ「新たな学び」を始めよう

長年、会社の上司や先輩の教えに従い、第一線で懸命に働いてきた、35歳以上のいわゆるミドル、シニア層(ミドル層は35歳~54歳、シニア層は55歳以上とされる)。

『キャリアをつくる独学力:プロフェッショナル人材として生き抜くための50のヒント』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

これまで多くの実績を積み、多くのことを学んできた彼らは、「後進を育てよう」という意識はあっても、「新たな学びを始めよう」という意識は薄いように感じます。

変化の激しい新しい時代において、「過去の経験の蓄積」だけで適応するのは困難です。

そのうえ、年齢を重ねるほど、自身の「過去の経験」や「知識の蓄積」に固執し、「変化への対応」が苦手になる人が増えてきます。

このような状況下で、ミドル、シニア層こそ、今すぐ「独学」を始めるべきです。

ミドル層に突入する35歳以降に「効果的な独学」ができるかどうかが、「この先のキャリアを決める『大きな分岐点』」となります。

「主体的に学ぶ道を選んだ人」と「過去の実績や経験に頼って生きていく道を選んだ人」では、大きな差がつくことは明らかです。

ただ、近年話題を集める「リスキリング」という言葉のみに振り回されて、効果的な学びができず疲弊するのも、この世代の特徴です。

次のページからは、35歳を過ぎたら今すぐ「独学」を始めるべき理由とその本質について、重要な4つのポイントを紹介します。

「独学」の道を選んだ人が「これから何を、どう学ぶべきかのヒント」になれば幸いです。

次ページこれから「やるべきこと」は何か?
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