この先、食えるため「何を学ぶか」見つけ方5大秘訣 「自分が食えるテーマ」どう探し、どう学ぶ?

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独学、リスキリングしている社会人女性
いま話題の「リスキリング」では「独学力」が決定的に重要になります(写真:IYO/PIXTA)
いまビジネスの世界で、「リスキリング」(学び直し)が注目を集めている。
リスキリングの本質は「変化する社会で、今後必要なスキルや技術を学ぶ」ことで、そこでは「独学力」が決定的に重要になる──。
30年以上にわたり、人事や人材マネジメントの研究を続けてきた高橋俊介氏が、このたび「社会人の学び方」を1冊で完全解説した新刊『キャリアをつくる独学力:プロフェッショナル人材として生き抜くための50のヒント』を上梓した。同書は、発売後たちまち大増刷するなど、話題を呼んでいる。
世界有数の人事コンサルティング会社の日本法人代表を務め、日本に「キャリアショック」という概念を広めた「キャリア論の第一人者」でもある高橋氏が、「社会人がこの先、生き残るために『何を学ぶべきか』、自分にとって食えるテーマの見つけ方5大秘訣」を解説する。

「独学で専門性を拡大できる人」が強い時代

いま、仕事をめぐる変化が激しく、「将来の予測可能性」が大きく低下しています。

自分が「向いている」と思ってついた仕事であっても、変化の大きい時代の中でどのように変化していくかは、予測できません

現在の仕事に不安や疑問を感じたときは

・「自分らしく仕事ができているかどうか」
・自分らしく仕事をするために、「主体的な学びができているかどうか」

を、「その仕事に向いているかどうか」以上に見つめ直すことが大切です。

『キャリアをつくる独学力:プロフェッショナル人材として生き抜くための50のヒント』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

つまり、「何を学ぶか」という「学びのWhat」を自分でつくり出す力こそが、「独学力」のひとつの中核なのです。

「独学」というと、起業家や個人のクリエイターなどを連想する人もいるかもしれません。

しかし、今後は、企業で働く会社員においても、独学で「クリエイティビティの高いテーマを学び」、「ブルーオーシャンの分野を開拓していく人材」こそが、求められるでしょう。

会社員であれ、事業主であれ、この先、生き残るためには「自分の仕事」を見直し、独学で「何を学ぶか」を見極める必要があります。

今回は「今後すべての人が生き残るために必要になる『独学のテーマ探し』5大秘訣」について解説していきます。

次ページ「学びのテーマ」探しを習慣にする
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