4つめは、「『顧客との関係性』の視点から見つける」ことです。「学びのテーマ」は、「顧客との関係性」の視点からも見つけることができます。
その際、大切なのは、顧客の半歩後をついていくのではなく、「半歩先に行って顧客をガイドする」という、顧客重視のための「知識」や「専門性」を独学で身につけることです。
特定の顧客(ひとりでも複数でも)を意識し、その顧客に対し、どのような情報をどのように提供し、どのような事例やエピソードを紹介すれば、顧客の利益に結びつき、興味を引き信頼され任されるかを考えながら、半歩先を行く。
そのためには、「なるほど」を引き出すためのネタが必要です。
これは「顧客との関係性」において、「序列」ではなく「対等なパートナー」になるための学びでもあります。
「独学」で「ブルーオーシャン」を切り開く
みなさんも実感があるかと思いますが、「上司やリーダーから与えられるテーマ」というのは、多くの場合、「既存の顧客」がいる場所で、「既存の問題」を解決する、いわゆる王道にまつわるものがほとんどです。
それはいわば「クリエイティブな発想や思考」はさほど求められないもので、「レッドオーシャン(=競争が激しい既存市場)の世界」ともいえます。
それに対して、「自分で発掘するテーマ」は、新しい領域に幅が広がりますが、「人と違うことをやろう」と思えば、必然的に「独学」が求められます。
しかし、そこで「自分で発掘するテーマ」を見つけられた人は、「ブルーオーシャン(=競争のない未開拓市場)の世界」で、存分にクリエイティビティを発揮することができるのです。
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