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〈読者アンケート〉管理職「罰ゲーム化」の背景。一般社員の8割が管理職への昇進に及び腰

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巨大な迷路の前で立ちすくむビジネスパーソン
(写真:Getty Images)

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仕事量と責任は激増、なのに賃金上昇は限定的。管理職の仕事の“罰ゲーム化”が深刻になっている。本特集では、そのわなから抜け出すためにできることを徹底解説する。

「そんな風潮は日本全体にとって大きなマイナスだろう」。大正大学特任教授の片山善博氏はため息をつく。

鳥取県知事や総務相などの要職を歴任した片山氏。それ以前は旧自治省や出向先の省庁で長く管理職として汗を流してきた。片山氏が嘆くのは今、管理職の仕事が「罰ゲーム」といわれることである。管理職への昇進が「賞」ではなく「罰」と見なされる風潮は、ただでさえ人手不足の企業にとっては大きな痛手だ。中枢にぽっかりと穴が開いた状態では組織は成り立たなくなってしまう。

組織のフラット化

なぜ管理職は罰ゲームと化してしまったのか。ビジネス系の新書で異例のヒットを記録している『罰ゲーム化する管理職』。著者でパーソル総合研究所主席研究員の小林祐児氏はまず「組織のフラット化」を指摘する。

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