罰ゲーム化する管理職で生き抜く術「部下の異変に気づいたらどうする?」――部下やチームを立て直す2つのアプローチ

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世界のマネジャーは成果を出すために何をしているのか
労働力を提供するのは人間で、人間には心があります(写真:kikuo/PIXTA)
部下からは「上ばかり見ている」と批判され、上司からは「部下の心がつかめていない」と注意される。そんな状況を切り抜けるための答えは誰も教えてくれず、別の課題が積み上げられていく――。
それが「罰ゲーム」とも言われる現代の管理職です。
管理職としてはほとんど1年生のベンチャー経営者・内藤が、グローバル企業で支社長を歴任したフルビオ(フルさん)から集中特訓を受ける……そんなストーリー仕立てで、マネジメントの「Do’s=◯◯すべし」を学べる書籍が『世界のマネジャーは、成果を出すために何をしているのか?』。
国内外の大手企業・上場企業で本部長や執行役員を歴任する井上大輔氏の同書から、3回にわたってそんな罰ゲームを終わらせる「Do’s」を一部抜粋してお届けします。

「最近様子がおかしい」メンバー

ファイナンス担当役員の花岡さんは経営チームの最年長だ。

フルさんの古巣、ユニバースのライバルに当たる外資系消費財企業でCFO(チーフ・ファイナンシャル・オフィサー)直下のコントローラーまで上り詰めたあと、40代でGAFAの一角に転職し、日本担当のコントローラーを務めた。

ちなみにコントローラーとは、日本でいう経営企画部長のようなポジションだと、花岡さんを紹介してくれたヘッドハンターから教えてもらった。

花岡さんにとって不幸だったのは、その直後にコロナ禍が訪れたことだった。

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