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「幹部総選挙」「上司選択制度」…柔軟な組織をつくる成長企業。nobitel、さくら構造、SmartHR

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nobitelの総選挙の様子
凝った演出の下で「総選挙」が実施される(写真:nobitel)

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仕事量と責任は激増、なのに賃金上昇は限定的。管理職の仕事の“罰ゲーム化”が深刻になっている。本特集では、そのわなから抜け出すためにできることを徹底解説する。

nobitel(ノビテル)|部下による総選挙で幹部を選出

nobitel(以下、ノビテル)は、数多くのストレッチ専門店「ドクターストレッチ」を展開するヘルスケア事業に加え、リゾートホテル、ホテル予約サイトなどを運営している。

創業者の黒川将大社長は1993年に自動車販売会社を設立して以来、ヨガスタジオやリラクゼーションサロンなどを手がけ、2010年にドクターストレッチ第1号店を開業した。現在は国内230、海外40の店舗を抱えるまで業容を拡大させてきた。

ドクターストレッチには10店舗を統括する責任者「エリアマネージャー」(AM)が20人いるが、16年4月からAMは従業員の投票で選ばれている。「総選挙」と呼ばれるこの制度は、派閥を形成して人事に影響を与えるような悪習を断つ狙いがある。

「人事の権限を持つと、群れて派閥ができる。上司の顔色を見て仕事をするような環境では業績は上がらないし、職場で不正も生まれかねない」(黒川社長)

制度を導入する前、コンサルティング会社の意見で人事制度を変えたが、効果は得られなかった。

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