「休まなすぎ上司」と「休みすぎ部下」に必要な視点 休暇制度が整っていても「休めない」人がいる

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出勤中の会社員
すべての人が心身ともに休まる休日を持てるようにするには?(撮影:今井康一)

今年の夏は、例年以上に酷暑になるのではないか――。そう巷では噂されている。適度に休まないと疲れが抜けず、パフォーマンスを出せない人も多くいるだろう。

昨今「休み方改革」という言葉が浸透しつつある。ビジネスパーソンが休みを取りやすい環境を作る取り組みのことだ。

しかし政府や会社側が「休め」「休め」と言っても、なかなか従わない人もいる。特にベテランのほうが顕著だ。上位役職者が休まないので、部下たちも休めないという組織も少なくない。

ただ一方で、「休みたくても休めない」「休んだほうがストレスがたまる」という人もいる。それは、どういうことなのか? 大事なことはゴールデンウィークや夏休みなどを分散して取れるようにすることではなく、組織にかかる負荷(ストレス)を正しく分散することだ。

今回は「休まなすぎ上司」と「休みすぎ部下」の2つの視点で、この問題を掘り下げてみたい。組織の負荷分散を考えれば、本当の「休み方改革」が分かるはずだ。

「休まなすぎ上司」3つの理由

「休め」と言ってもなかなか休まない上司がいる。このような上司が休めない、疲れが取れない理由は何なのか? その理由は大きく分けて3つある。

(1)リーダーシップの誤解
(2)マネジメントの誤解
(3)プライベートの問題
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