シンガポール移住の目的は子どもの教育
窪田:田村さんは11年前にシンガポールに移住されていますが、そのきっかけは娘さんの教育にもあったそうですね。同じように、日本のエグゼクティブの中には、子どもの教育のために海外移住を考える人たちも少なくないと思います。なぜシンガポールだったのですか?
田村:私の場合は娘が2歳の時に移住の決断をしたのですが、シンガポールは国策の一環として、優秀な外国人材を引きつけるための子弟教育が重視されているんです。東京都23区よりもやや小さいくらいの国ですが、50以上のインターナショナルスクールがあり、今ではそれでも足りないくらいになっています。
シンガポールは英語と中国語が主要な言語なので、それを同時に学べるのも魅力です。両方とも国際社会で活躍するためには身に付けておきたい言語。東南アジアにいると、中国の力がさらに強まっているのを感じますし、今後世界のどこにいても中国語の重要性はさらに増していくはず。



















