地方創生と都市再生はコインの表と裏である。複数拠点を持ち、地方と行き来することが都市住民のためになるワケ

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話は「ふるさと住民登録制度」の可能性にも及んだ(写真はいずれも本人提供)
「近視になってもメガネをかければいい」と思っている人は少なくないが、実は近視は将来的に失明につながる眼疾患の発症リスクを高める、危険な疾患なのである。しかし、身近に眼疾患の経験者がいなければ、その実感が湧かない人がほとんどではないだろうか。
近視は病気です』の著者であり、近視の予防を呼びかける眼科医である窪田良氏の対談企画。今回は、「関係人口」の提唱者でもあり、さまざまな方法で地方と都市の活性化に取り組む高橋博之さんにお話を聞く。最終回となる第4回では、高橋さんが人生を楽しみ切ろうと思ったきっかけや、2027年4月スタート予定の新制度「ふるさと住民登録制度」などについて語ってもらった。

「人間は何のために生きるのか?」

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窪田:楽しむことを前提にしたほうが社会は活性化すると思いますが、なかなか日本がそうした空気にならないのはなぜでしょうね。

我慢して苦労していることが美しいと思い込んでいるけれど、結果として国力は落ちています。高橋さんは、なぜ楽しむことを大切にしようと思われたのですか。

高橋:10年前に他界した姉が、重度のダウン症だったことは影響しているかもしれません。姉は普段は施設にいて、夏休みや冬休みになると家に帰ってきました。一緒にいても、彼女はよだれを垂らしてテレビを見ている。

姉はたまたまそうだったけれど、同じ血を分けた僕はそうではない。こうした環境の中で、子どもの頃から「人間って何のために生きるんだろう」という根源的な問いを抱いていました。

こんな話は友達にだって相談できないし、自分の中だけでぐるぐると禅問答のように繰り返していて。ただ、僕はやろうと思えば何だってできるんだ、という思いもずっと持っていたんです。

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