日本人は余暇の過ごし方が下手すぎる。すべての人が自分の人生を自由に描ける「1億総生活デザイナー時代の到来」を目指して

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窪田氏・高橋氏
高橋氏は「一人ひとりは自分の生活をデザインすべき」と言う(写真はいずれも本人提供)
「近視になってもメガネをかければいい」と思っている人は少なくないが、実は近視は将来的に失明につながる眼疾患の発症リスクを高める、危険な疾患なのである。しかし、身近に眼疾患の経験者がいなければ、その実感が湧かない人がほとんどではないだろうか。
近視は病気です』の著者であり、近視の予防を呼びかける眼科医である窪田良氏の対談企画。今回は、「関係人口」の提唱者でもあり、さまざまな方法で地方と都市の活性化に取り組む高橋博之さんにお話を聞く。第3回では、窪田氏のアメリカでの経験も交えながら、日本人の働き方と余暇の過ごし方、企業や生活スタイルの向かうべき方向について語り合った。

講演やプレゼンは、会場全体で一緒に作っていくもの

近視は病気です
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窪田:高橋さんは多くの講演やプレゼンテーションを行っていらっしゃいますが、詳細な原稿をあえて準備をせず、即興性を大切にされているとうかがいました。その瞬間の心からのメッセージを伝えたいとのお考えだとか。

高橋:あらかじめ結末のわかっている映画を見せられるほど退屈なことってないじゃないですか(笑)。僕は講演やプレゼンもオーケストラと一緒で、オーディエンスのリアクションを見ながら、会場全体で一緒に作っていくものだと思っています。だからお客さんが行政の職員なのか一般市民なのか、どんな人たちとどこでやるかによっても、話がたどり着く場所は毎回少しずつ変わります。

相手に何かを伝えたいとき、いちばん大切なのは理屈ではなく熱だと思います。熱を持って本気で伝えるために、そういうスタイルにこだわっているんです。

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