講演やプレゼンは、会場全体で一緒に作っていくもの
窪田:高橋さんは多くの講演やプレゼンテーションを行っていらっしゃいますが、詳細な原稿をあえて準備をせず、即興性を大切にされているとうかがいました。その瞬間の心からのメッセージを伝えたいとのお考えだとか。
高橋:あらかじめ結末のわかっている映画を見せられるほど退屈なことってないじゃないですか(笑)。僕は講演やプレゼンもオーケストラと一緒で、オーディエンスのリアクションを見ながら、会場全体で一緒に作っていくものだと思っています。だからお客さんが行政の職員なのか一般市民なのか、どんな人たちとどこでやるかによっても、話がたどり着く場所は毎回少しずつ変わります。
相手に何かを伝えたいとき、いちばん大切なのは理屈ではなく熱だと思います。熱を持って本気で伝えるために、そういうスタイルにこだわっているんです。


















