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キャリア・教育 #近視は病気です

日本人は余暇の過ごし方が下手すぎる。すべての人が自分の人生を自由に描ける「1億総生活デザイナー時代の到来」を目指して

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  • 高橋 博之 雨風太陽 代表取締役社長
  • 窪田 良 医師、医学博士、窪田製薬ホールディングスCEO
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高橋:都市にしか拠点がないと、この生活デザインの幅は狭まります。でももう1カ所、あるいは2カ所でも、どこか地方に拠点を置いて行き来すれば、季節やライフステージに応じた選択肢をぐっと増やして生活をデザインしていける。これってめちゃくちゃ楽しいことだと思いませんか。

窪田:とてもいいと思います。それをたくさんの人がいいことだと思ってくれれば、労働生産性も上がるしイノベーションも生まれるでしょう。しかし、会社に長時間いる人が頑張っている人であるような幻想が、いまだにはびこっていますよね。私は日本企業に勤めたことがないので実体験はないのですが、友人からは今もそういう話をよく聞きます。これはどうしたら変えられるのでしょう?

管理職になりたくない若者の増加は「歴史の答え」

高橋:道半ばの働き方改革ですが、これはイコール余暇の改革でもあります。先ほどもお話ししましたが、日本人はまだまだ余暇の使い方が下手すぎると思います。まずは丸の内にある大企業が変わることが大事でしょうね。そこが変わると、追随する会社も増えていくと思います。あとは変化の兆しというか、変わらざるを得ない状況も生まれていると思います。今、大企業がいちばん困っているのは採用です。75%の若い人が管理職になりたくないと考えているし、自分の生活を犠牲にしてまで働きたくないと思っている。彼らのそうした姿勢は、長時間労働を礼賛するような日本社会が生み出した、これまでの歴史のひとつの答えだと思います。「今時の若い子は」と非難するのではなく、そんな彼らが嬉々として働ける環境をどう作っていくか。未来はそこにかかっていると思います。

窪田:会社が変わらないと選ばれないですから、これは嘆いている場合ではありませんね。

(構成:鈴木絢子)

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