前日まで元気だったのに…。9歳で“父の急逝”を経験したことで気づけた、マイナスなできごとを一気にプラスに変える「超シンプルな習慣」

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昆虫採集する親子
父の急逝というマイナスのできごとも、捉え方次第で人生をプラスの方向に変えるきっかけにすることができます(写真:YUMIK/PIXTA)
苦しかった過去を後悔したり、他人に怒りを感じていたりしても、どうすることもできません。ただ、起こってしまった過去のできごとは事実としては変えられませんが、そのできごとが自分にとってプラスになる考え方や、気づき、学びなどをくれると気づければ、すべてが好転します。
マイナスなできごとをいい方向に変えるための習慣を、横山直宏氏の新著『1つの習慣 うまくいく人は、なぜ「これ」を大切にするのか』から抜粋してお伝えします。

過去の意味は変えられる

世の中には、自分で変えられるものと、変えられないものがあります。

過去のできごとは変えられませんが、過去のできごとへの「意味づけ」は変えられます。そのできごとがあなたに与えた意味は、いまからでも自由に選ぶことができるのです。

アドラー心理学では、「人は過去の経験に苦しめられるのではなく、過去の経験に“どんな意味を与えたか”によって苦しむ」と言われています。

失敗経験や親との関係などが「過去」にあったとしても、その過去がいまの自分を決定しているわけではない――。過去は変えられないが、その過去にどう意味づけをして向き合い、これからどう生きるかは選ぶことができる――。

これがアドラー心理学の考え方なのです。

苦しかった過去を後悔したり、他人に怒りを感じていたりしても、自分にはどうすることもできません。すでに起こってしまった過去や、他人のことをなんとかして変えたいと思っても、私たちには変えることはできないのです。

ただ、起こってしまった過去のできごとは事実としては変えられませんが、そのできごとが自分にとってプラスになる考え方や、気づき、学びなどをくれると気づければ、すべてが好転します。

過去のマイナスだと思っていたできごとの捉え方を変えて、未来の行動にプラスになる捉え方ができるようになったら、過去の意味をまるごと変えることができるのです。

私の場合は、9歳のときに父親が急逝したという経験があります。

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