前日まで元気だったのに…。9歳で“父の急逝”を経験したことで気づけた、マイナスなできごとを一気にプラスに変える「超シンプルな習慣」
夏休みにカブトムシを一緒に捕まえに行って、お風呂に一緒に入って……といういつも通りの日常だったのですが、翌日の朝に、父は、くも膜下出血でいびきをしたまま目を覚ましませんでした。
「父親が急逝した」という経験は、マイナスのできごとです。
しかし、父親が急逝したおかげで「人はいつか必ず死ぬ」「いきなり死ぬことがある」「人生は一度きり」という死生観を得ることができました。
私も捉え方を変えることで、父親の死をマイナスではなく、フラットな状態で受け入れられるようになり、最後は父親が急逝したことに感謝すらできるようになりました。
人の価値観は10歳くらいまでの経験である程度できあがると言われていますが、9歳のときに大切な人の死という大きな経験をしたおかげで、使命と向き合い、自分の価値観に本気で生きられるようになったと思っています。
これは、捉え方が変わることで「過去のできごとの意味が変わる」という1つの例だと思います。他人に関しての捉え方も同じことが言えます。
捉え方を変えれば、同じ人でも見え方が変わってきます。自分の捉え方によって、ネガティブにもポジティブにも変えることができるのです。
「◯◯のせいで」を手放す
何かネガティブなできごとがあったときに「○○のせいで」と考えると、マイナスな理由ばかりが出てきて、マイナスなできごととして捉えてしまいます。
でも「໐໐のせいで」と考えてしまうところを、「໐໐のおかげで」に言い換えると、ネガティブなできごとがプラスなできごとに変わります。
この「おかげで」という言葉はとても強力で、「おかげで」のあとには、感謝の想いからプラスの発想が出てきます。
私たちは、起こったできごとに自分で意味づけをして、認知をしています。認知するときの捉え方が変われば、人生は変わっていきます。そのための簡単な方法が「おかげで」と捉える方法なのです。
たとえば私の場合は、子どものときの父親の死も影響して、大学受験で医学部を目指して1年間、受験浪人をしたことがあります。
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