おびただしい数の自己啓発本が「人生を変えるのは簡単だ」と吹聴してきました。本を読んで劇的な変化を遂げる人もまれにいるかもしれませんが、たいていはウソです。人生を変えるのはそんなに簡単ではありません。
多くの人は長年にわたり心の重荷を背負い、「自滅的な行動パターン」を繰り返しながら生きています。しかも、自分ではたいていそれに気づいていません。
人生を変えるためには、自滅的な行動パターンを改めなければならず、そのためにはまずそれに気づかなければならないのです。
「人生がうまくいかない本当の原因」
自滅的な行動パターンがどんな結果を招くかわかりますか。
自分が抱えている問題の本質が理解できなければ、無意識にトラウマを克服しようとして不幸なパターンを繰り返し、人生を台無しにしてしまいます。
心理学ではこれを「反復強迫(はんぷくきょうはく)」と呼んでいます。反復強迫は身近に起きている現象です。典型的な例を紹介しましょう。
• 自分の人生を台無しにしかねない人をいつも引き寄せる
こうして同じパターンに陥って、同じ問題に何度も悩まされるのです。たいていの場合、人々は「自分は頭が悪いから」「魅力がないから」「性格が暗いから」そうなるのだと思っています。
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