「休まないでどうやって働くの?」 給料の12.5%を休暇のために積み立てるデンマーク人が実践する"豊かな長期休み"の過ごし方
中編:朝イチのスマホ確認はムダムダムダムダァ! 世界一効率的な国デンマークで「休むときは通知オフ」が常識になっている理由
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「休む権利」を大切にする国
休むことを大切にする国デンマークには、面白い制度があります。それは「休暇手当」です。
なんと、デンマークでは、フルタイムでもパートタイムでも、給与所得者であれば、年間に12.5%が休暇手当として自動的に積み立てられていくのです。そして申請すると、休暇に入る直前に休暇手当が振り込まれるという仕組みです。
休暇手当がデンマークに導入されたのは1938年。労働者が休んでも生活に困窮しないようにするために、導入されました。
デンマーク人は年間5〜6週間の休暇を取得しますが、この休暇期間は、通常の給料ではなく、この休暇手当を受給します。休暇手当は多少の持ち越しはできますが、基本的には1年ごとにすべて消化する前提です。また、転職しても、積み立ては引き継がれていきます。


















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