朝イチのスマホ確認はムダムダムダムダァ! 世界一効率的な国デンマークで「休むときは通知オフ」が常識になっている理由

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スマホをオフにする女性
効率的な国民性だから休暇中もスマホをチェックしていると思いきや、デンマーク人は休みのときは電源をオフ。その理由とは?(写真:veloliza/PIXTA)
幸福度&国際競争力が、ともに世界トップクラスという“奇跡の国”デンマーク。デンマーク人は、平日は午後4時に帰宅し、金曜日は午後2〜3時に仕事を切り上げ、夏休みは3週間以上の連休を謳歌する国民です。余暇には、家族や友人と「ヒュッゲ」(心地よいひととき)を楽しむことを何よりも大切にしています。
一方でデンマークは国際競争力が高く、ビジネス効率性で6年連続トップを記録する「ビジネス先進国」の側面も持ちます。また、欧州のイノベーション・スコアボードの結果によれば、欧州でトップクラスの「イノベーション大国」でもあります。
そんな「奇跡のワークライフバランス国家」では、スマートフォンやSNSとどう付き合っているのでしょうか。本稿では、「幸福度&生産性を高めるスマホとの付き合い方」について、『デンマーク人の休む哲学 幸福度も生産性も「いいとこどり」する習慣』から一部を抜粋・編集して紹介します。
前編:午後4時に帰るのに"効率性"世界一、デンマーク人に学ぶ「自己啓発書より小説、寝るより運動」という休み方が合理的である理由
(外部配信先ではハイパーリンクや画像がうまく表示されない場合があります。その際は東洋経済オンラインでご覧ください)

北欧でも社会問題化する「スマホ脳」対策

皆さんは少し暇ができたときに、何をするでしょうか。真っ先にスマホを出してSNSをチェックする、動画を観る、という人が多いのではないでしょうか。

たとえ一日のうちに「余白」があったとしても、スマホをいじっていると、気がつけば時間が消えていきます。さっきあったはずの「余白」は、あっという間になくなっていきます。

ベストセラー書籍『スマホ脳』の著者アンデシュ・ハンセンは、デンマークの隣国スウェーデンの方です。幸福度ランキング上位の北欧でもスマホ依存は問題になっています。

デンマークでも、大人は子どものスマホ使用時間をめぐって頭を悩ませていますし、SNSの影響による女子高生のメンタル問題が指摘されています。スマホ問題は、どこの国でも共通なのです。

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