朝イチのスマホ確認はムダムダムダムダァ! 世界一効率的な国デンマークで「休むときは通知オフ」が常識になっている理由

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「幸せな国」も例外ではありません。ですが、デンマークでは、みんなで食事やお茶をしている時間にはスマホを見ない、ゲストがいる時間はスマホを見ないなど、暗黙のルールで心地よいヒュッゲなひとときを守っています。

では、デンマーク人は、スマホとどのように付き合っているのでしょうか。話を聞くと、皆さん結構いろいろな工夫をしていて面白いです。

メールやSNSの通知をオフ

映画プロデューサーのカトリーネは何年も前からメールの通知がストレスになっていることに気がつき、メールの通知をオフに切り替えました。すると、ストレスが軽減したそうです。

「今もスマホでメールチェックはする。でも、通知が来るたびにメールチェックするのと、自分で意識的に『メールをチェックしに行く』のとは感覚が違う。通知オフにしてからは、少しラクになった気がする」

メールやSNSの通知がオンになっていると、動きがあるたびに目に入ります。そうなると、別の作業をしているときにも、気になってチェックしてしまい、目の前のことに集中できなくなってしまいます。メールやSNS等の通知オフや、フォーカスモードの設定を積極的に活用するのは、なかなか効果的なスマホ対策です。

そもそも、メールやSNSにすぐに反応しなければならない、というルールはありません。もちろん、重要なメールへの返信を待たせすぎてしまうのは迷惑ですが、そうでない限りは、多少待たせても支障はありません。通知オフにして、メールはチェック「しに行けば」いいのです。

カトリーネは、メールやチャットのリズムは「お互い様」だと指摘します。自分がすぐに返信すれば、相手も「すぐに返信しなければ」と感じますし、相手からすぐに返信が来れば、自分もすぐに返信しようと思うものです。カトリーネはこう言います。

「メールやSNSは一種の『カルチャー』だと思うの。誰かが週末に連絡すれば、ほかの人も週末に返信する。誰かが即レスすれば、ほかの人も即レスするようになる。自分から進んで四六時中メール対応したり、返信スピードを加速させる必要はない。自分が『どんなカルチャーづくりをしたいのか』って考えて対応するといいと思う」

メールやSNSが気になってしまう1つの理由は「相手からの期待」ではないでしょうか。「相手が自分からの返信を待っている」と感じると「待たせちゃいけない。早く返信しなきゃ」と思うものです。スピードへの「期待値」は、その職場や業界の常識、仲間内のカルチャーやお互いの関係性などによって変化します。

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