東洋経済オンラインとは
キャリア・教育

「休まないでどうやって働くの?」 給料の12.5%を休暇のために積み立てるデンマーク人が実践する"豊かな長期休み"の過ごし方

6分で読める
2/3 PAGES
3/3 PAGES

シモンには4人の子どもがいて、上の子どもたち2人にはパートナーがいます。みんなでイースター休暇にパリ旅行に行ったこともあるそうです。

「僕はできるならいつでも子どもたちと一緒にいたい。みんなそろうと、いいチームみたいな感じ。兄弟もすごく仲良し。子どもたちのパートナーまで入れると、全員で8人とか9人くらいになるかな。みんな休暇が大好きで、一緒に休暇を過ごしたいんだ」

話を聞いていると、本当に仲良しで、お互いを大切にしている理想的な家族が浮かびます。

ちなみに、シモンの一番上の子どもは、元のパートナーとの子どもです。その後、再婚して3人の子どもができましたが、4人みんなが仲良しなのです。みんなが一緒にいたくて一緒にいる。一緒に行きたくて一緒に旅行をする。本当に素敵な関係です。

主役は観光地ではなく「一緒にいる人」

『デンマーク人の休む哲学~幸福度も生産性も「いいとこどり」する習慣』(大和書房)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

もちろん、デンマークもシモンの家族のように仲良しな家族ばかりではありませんが、それでもやはり、パートナー、子どもや親と過ごす休暇を大切にしています。

離婚・再婚をするカップルも多いので、一緒に過ごす「家族」は広義。多様なメンバーと国内外の各地で合流しながら、連休を過ごします。

車で近隣諸国に行く人もいれば、ちょっと飛行機に乗ってギリシャやスペインの島などに行く人……大型のキャンピングカーで移動して、自然に囲まれた場所でキャンプ生活を送る人たちもいます。

共通点は、とくに細かい予定を決めるわけでもなく、そのときの天候や気分によってやりたいことをすること。主役は観光地ではなく、あくまでも「一緒にいる人」なのです。

というわけで、デンマーク人の長期休暇は、テンポが「ゆったり」。予定に追われることなく、「一緒に過ごす人」との時間を楽しみます。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象