「休まないでどうやって働くの?」 給料の12.5%を休暇のために積み立てるデンマーク人が実践する"豊かな長期休み"の過ごし方
シモンには4人の子どもがいて、上の子どもたち2人にはパートナーがいます。みんなでイースター休暇にパリ旅行に行ったこともあるそうです。
話を聞いていると、本当に仲良しで、お互いを大切にしている理想的な家族が浮かびます。
ちなみに、シモンの一番上の子どもは、元のパートナーとの子どもです。その後、再婚して3人の子どもができましたが、4人みんなが仲良しなのです。みんなが一緒にいたくて一緒にいる。一緒に行きたくて一緒に旅行をする。本当に素敵な関係です。
主役は観光地ではなく「一緒にいる人」
もちろん、デンマークもシモンの家族のように仲良しな家族ばかりではありませんが、それでもやはり、パートナー、子どもや親と過ごす休暇を大切にしています。
離婚・再婚をするカップルも多いので、一緒に過ごす「家族」は広義。多様なメンバーと国内外の各地で合流しながら、連休を過ごします。
車で近隣諸国に行く人もいれば、ちょっと飛行機に乗ってギリシャやスペインの島などに行く人……大型のキャンピングカーで移動して、自然に囲まれた場所でキャンプ生活を送る人たちもいます。
共通点は、とくに細かい予定を決めるわけでもなく、そのときの天候や気分によってやりたいことをすること。主役は観光地ではなく、あくまでも「一緒にいる人」なのです。
というわけで、デンマーク人の長期休暇は、テンポが「ゆったり」。予定に追われることなく、「一緒に過ごす人」との時間を楽しみます。
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