企業が欲しい「プロフェッショナル人材」の能力は?
先日の記事「会社員を襲う『あまりに大きな2つの変化』の本質」で解説したように、日本は、経済的に高度に成長した国々の中で、唯一、「タテ社会」で「安心社会」という特異な特徴を持った社会です。
これまで、多くの業界業種が「タテ社会」で「安心社会」という特有の構造を強みに、成長を可能にしてきました。
しかし、デジタル化をはじめとするテクノロジーの革新などにより、「ビジネスモデル」が根底から変わり、「日本の特異的な強み」が無力化する事態になったことで、日本は「安心社会から信頼社会への移行」が強く求められています。
「安心社会」とは、「閉鎖的な集団主義社会で、その中に所属していれば安心を保証してくれる社会」のこと。
一方、「信頼社会」は、「開放的な社会で、他者と信頼し合い、協力関係を構築することで成り立つ社会」をいいます。
閉ざされた世界で蓄積されたリソースだけでは、「新しい価値」を生むには限界があり、外部のリソースを素早く取り込むことでイノベーションが加速し、価値が生み出される時代になってきているのです。
このような「時代の大きな変化」に適応するために期待が高まっているのが、これまでの「タテ社会+安心社会的」とは異なる「専門性を持ったプロフェッショナル人材」です。
いま企業がこぞって欲しがるプロフェッショナル人材に共通する「新しい能力」とはどのようなものでしょうか。
今回は「企業が欲しがる『プロフェッショナル人材』4つの共通点」について紹介します。
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