ビジネスの土台「リベラルアーツ」学ぶ簡単6秘訣 知的基盤にもなる!「効果的な学び方」は?

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リベラルアーツを学ぶ日本人たち
「リベラルアーツ」の効果的な学び方、6つの秘訣を紹介します(写真:yoshan/PIXTA)
いまビジネスの世界で、「リスキリング」(学び直し)が注目を集めている。
リスキリングの本質は「変化する社会で、今後必要なスキルや技術を学ぶ」ことで、そこでは「学ぶ姿勢」、すなわち「独学力」が決定的に重要になる──。
30年以上にわたり、人事や人材マネジメントの研究を続けてきた高橋俊介氏が、このたび「社会人の学び方」を1冊で完全解説した新刊『キャリアをつくる独学力──プロフェッショナル人材として生き抜くための50のヒント』を上梓した。同書は、発売後たちまち大増刷するなど、話題を呼んでいる。
世界有数の人事コンサルティング会社の日本法人代表を務め、日本に「キャリアショック」という概念を広めた「キャリア論の第一人者」でもある高橋氏が、「ビジネスの土台や知的基盤になる『リベラルアーツ』の効果的な学び方、6つの秘訣」について解説する。

リベラルアーツが「一流のビジネスマン」を支える理由

一般的に「リベラルアーツ(liberal arts)」といえば、「歴史、美術、音楽、文学、科学……といった分野の知識(=教養)」とされています。

『キャリアをつくる独学力:プロフェッショナル人材として生き抜くための50のヒント』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

しかし、本来のリベラルアーツは、もっと多岐にわたり、「深い意味」を持つものです。

リベラルアーツによって得られる重要な要素の1つが「普遍性の高い学び」であり、これがビジネスの世界で生きていくための礎となります。

たとえば、「普遍性の高い学び」は、仕事において次のように発揮されます。

★「仕事の意味」を掘り下げて考える

仕事を課されたとき、たんに言われたとおりこなすのではなく、

「その仕事は何のためにやるのか」

「本質的な目的は何か」

「なぜこのやり方を行うようになったのか」

など「仕事の意味」を掘り下げて考えられるようになります。

「仕事の意味合い」を腹落ちさせながら進めていく

さらに仕事をさまざまな角度からとらえ、

「その仕事の前工程と後工程との関係は、どのようなものか」

「顧客とはどのようにつながっていて、提供する価値は何か」

など、「仕事の意味合い」を腹落ちさせながら進められるようにもなります。

このように、「仕事の背景や意味」を掘り下げ、「目的」を明確にとらえるためには、「普遍性の高い学び」すなわち「リベラルアーツの素養」が欠かせません。

次のページからは、「社会人が『リベラルアーツ』を学ぶときに重要な6つの秘訣」について解説していきます。

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