リベラルアーツを学ぶとき、どのようなポイントに留意すべきなのでしょうか。私は、次の「6つの流れ」で学ぶのが効果的だと考えます。
まず1つめは、「問題意識を持ってインプットにのぞむ」ことです。
問題意識を継続させながら、主体的に学ぶ
たとえば、次のような疑問を抱いたことはないでしょうか。
・「日本人は農耕民族的であり、欧米人は狩猟民族的である」といわれるが、ヨーロッパの人々も農耕民族だったのではないか?
・資本主義やテクノロジーの発達は、人と人との関係をどのように変えてきて、これから先はどうなるのか?
世の中にはこうした本質的課題が数多くあり、答えを出すのはそう容易ではありません。
大切なのは、「問題意識」を持って自問自答を続けることです。
「問題意識」を継続させながら、主体的に学んでいくと、「引き出しの数」が増えていき、あるとき、異質なもの同士が結びついて、「普遍的な意味合い」がひらめくことがあります。
「問題意識」を持って勉強するかどうかで、気づきの「数」と「深さ」は格段に異なります。
インプットをするときは、つねに「ファクトに対して謙虚であること」を意識しましょう。
やってはいけないのが、自分の思想や信念にとって「都合のいいファクトだけ」をつまみ食いすること。先入観や思想が固定化されていないかどうか、つねに自問自答するようにしましょう。
自分の考えとは合わないファクトがいくつも出てきても、それを受け入れ、自分の考えを修正する謙虚さを持つことが大切です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら