将来、「ずっと食えるプロ人材」になる超納得4条件 企業がこぞって欲しがる「新しい能力」の中身は

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1つめは、「業界を超えたプレイヤーと連携できる」ことです。

「業界を超えたプレイヤーとの連携」がカギを握る

【1】「業界の違いを超えたプレイヤー」と連携できる

近い将来、自動車が全面的にEV(電気自動車)に替わると、部品点数は1桁くらい減るといわれています。そうなれば、サプライヤーを含め、自動車産業では多くの雇用が喪失することになるでしょう。

自動車産業で今後より重要になるのは、「CASE」(コネクティッド・自動化・シェアリング・ 電動化)と呼ばれる、新しい領域でのデジタルやネットワーク関連の技術です。

そこでは業界の違いを超えた多様なプレイヤーといかに連携していくかが、カギを握ります。つまり、これまでとは違う、新しい仕事が発生するのです。

「CASE」での多様なプレイヤーとの連携に求められるのは、「タテ社会的ではなくヨコ社会的」に、「安心社会的ではなく信頼社会的」に「外向きで動く専門性を持ったプロフェッショナル人材」です。

【2】上司や部下以上に「同僚からの評価」が高い

「プロフェッショナル人材」とは、高度な専門性を駆使して、質の高い成果を繰り返し出すことのできる人材です。その成果として生み出される価値を、客観化して数値化することは簡単ではありません。

たとえば、医師の場合、ひとつの指標になるのは、「同僚からの評価」です。

医師でなければ、その医師が本当に優秀な医師であるかどうか、なかなか判断できないからです。これは、企業における「プロフェッショナル人材」にも当てはまります。

「ヨコ社会」であるプロフェッショナルの世界での評価の基本は、コミュニティで議論される「ピアレビュー」(同僚評価:peer review)です。

「プロフェッショナル人材」もまた立場や職種が同じ、または近い者同士の間で行う評価が高いのです。

今後は上司や部下よりも「同僚からの評価」が高いことが、より重要になります。

次ページ3つめの「専門性コンピタンシー」とは?
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