35歳過ぎて「全然学ばない人、独学する人」の大差 「独学で、人生が劇的に好転!」超納得の4大理由

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ひとつめが、ミドル、シニア層ほど「変化に追いつけず、『やるべきこと』を見失いがち」だということです。

「過去のやり方」に拘泥せず「新たな学び直し」が重要

【1】変化に追いつけず「やるべきこと」を見失っている

会社員を襲う「あまりに大きな2つの変化」の本質』で紹介したように、「安心社会」を生き抜いてきたミドル、シニアの中には、変化の激しい時代に追いつけず「これからの社会で自分がやるべきこと」が見つけられずにいる人も多いはずです。

ミドル、シニアが「まずやるべきこと」は、自身の「社内での立ち位置」と「提供価値」を再定義してみることです。

「自分は組織の中でどのような立ち位置になりたいか」
「周囲からどのような人だと思われたいか」


 あらためてセルフブランディングしてみるのです。

いまの時代、ミドルやシニア層でも、第一線で「自分ならではの価値提供」が可能な仕事が増えてきています。

ミドルやシニアに適した「新しいモデルの仕事」は、過去の経験の蓄積だけで適応するのは困難ですから、「主体的で継続的な学び」が必要です。

そのためにも、「自身が周囲の人たちや顧客に対してどのような価値を提供するか」を再定義し、コミットしていけるかどうかが、鍵になるのです。

【2】「自分が育てられたときと同じこと」しか部下に教えない

「後進の育成に関わっていきたい」と考えているミドル、シニアも多くいらっしゃるでしょう。

しかし、いざ「部下を育てよう」と頑張っても、自分が伝えたいことが部下に届かず、「自分の理想とする育成」ができていない人も少なくないはずです。

このような場合、「自分が育てられたときと『同じこと』を部下にしている可能性が高い」ものです。

自分たちの世代が育ってきた環境といまの社会環境は、明らかに異なります。経験の長さは、必ずしも育成者の条件にはなりません。

「過去のやり方」に拘泥せず、「新たな育成の仕方」とはどのようなものか、育成の仕方の「学び直し」が求められます。

ミドルやシニアが「後進を指導する役割を担おう」と思ったら、自らの「専門性」を高める意識で、「育成の仕方」を学び直すべきなのです。

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