「学び自律」「仕事自律」のサイクルを回す
キャリアとは、日々の経験を積み重ねていくことです。
しかし、ただ漫然と仕事をしているだけでは、「本質的なキャリア」を築くことはできません。キャリア形成には、自分で考え、行動する「自律」が必要不可欠になります。
自律とは「自らの価値観や自ら立てた規範をもとに判断し、行動すること」で、ここでは「キャリア、仕事、そして、学びに関わる全体的なプロセスを自分でマネジメントする」という意味で「自律」を使用しています。
その「自律」の中でも、とくに重要になってくるのが、「学び自律」「仕事自律」「キャリア自律」という「3つの自律」です。
それぞれ私の造語になりますが、「学び自律」「仕事自律」というのは、次のようなことです。
「なぜ学ぶのか(Why)」「何を学ぶのか(What)」「いかに学ぶのか(How)」という3つの要素で、「主体的に学ぶ」こと。
階層別で分業するピラミッド組織ではなく、小さなチームもしくは個人が、仕事の「Why」「What」「How」、そして「Do(実践)」と結果の「Check(評価・検証)」という「仕事のサイクルの全体像」を自ら回していくこと。
重要なのは、「学び自律」と「仕事自律」という「2つの自律」を相互に関連させながら回していき、結果として、3つめの「キャリア自律」を実現させることです。
この「好循環」が実現できるか、できないかで、5年後、10年後のあなたのキャリアは、まったく違うものになるでしょう。
次のページからは、具体的に「キャリア自律が実現できる人、できない人の差」を4つのポイントで解説していきます。
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