最後の4つめは、「専門性」を磨けているかどうかです。
自分の「専門性コンピタンシー」にコミットするとは、キャリアの「背骨」になる専門性のテーマを持つことといえます。
自分のキャリアや人生の「背骨」となるテーマは、いまの目の前の仕事と直接関係がある必要はありません。
10年、20年と長期にわたって、自身の「背骨」を「専門性コンピタンシー」としてつくり上げていくことです。
だからこそ、いろいろな仕事に携わるなかで、その専門性と関連させながら、表面的ではない、より本質的な面で「新しい変化に適応」していくことができるのです。
「学び自律」が大事!「独学力」を高めよう
冒頭でお伝えしたように、「キャリア自律」を実現するためには、「学び自律」と「仕事自律」を相互に関連させながら「好循環」を回すことが大切です。
とくに大切なのが「学び自律」すなわち「独学力」です。「学びの主体性」が低いままだと、変化に対応できず、「仕事自律」も「キャリア自律」も望むことができないからです。
ジェネラリストとして、2~3年ごとの異動のたびに変わり身早く、そのときのバズワードになっているような、必要な学びを行うという「表面的学習の連鎖」だけでは、変化の速いいまの時代を乗り切ることは難しいでしょう。
「表面的な学び」だけで、自分の「スキル」や「専門性」を磨けていない人は、「キャリア自律できる人」と差がつくばかりです。
つまり、キャリア形成で差がつくのは、「スキル」や「専門性」もさることながら、自ら主体的に学び続け、「変化に対応できる人」になるための「学び自律」であり「独学力」であるという言い方もできます。
ぜひみなさんも「この4つのポイント」をヒントに、「独学力」という武器を身につけ、10年後に差がつく「キャリア自律」を実現してほしいと思います。
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