あなたの会社は「サッカー型」?「野球型」?
FIFAワールドカップ・カタール大会がいよいよ開幕しました。
ご存じのように、サッカーは11人が「それぞれの役割」を担いながら、一丸となってゴールを目指すスポーツです。いざ試合が始まれば、個人の臨機応変な判断によるプレーで展開していきます。
対して、野球は試合中に監督がサインを送り、選手は「指示どおりのプレー」をするなど、サッカーに比べて「監督の指示」がゲーム展開に大きく影響するスポーツだといえるでしょう。
この野球とよく似ているのが、「会社員を襲う「あまりに大きな2つの変化」の本質」でも紹介した、日本企業が長らく続けてきた人材育成、つまり社内での「タテ型OJT」です。
「上司・部下」「先輩・後輩」といった、上下の序列の差がきわめて重要な機能を持ち、「組織内タテ流動」で、つねに「上から下へ」という流れが生まれます。「『タテ型OJT』への過度な依存が、企業をいまや存続の危機に追いやっている」といってもいいでしょう。
今回は「サッカー型」「野球型」という「2つの異なる組織モデル」を軸に、「『サッカー型の組織』が仕事でも強く、優れた人材を育てる2大納得理由」として、今後の日本の「人材育成のあり方」「企業組織のあり方」を解説します。
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