部下が自発的に成長する秘訣は「徹底的な言語化」にあり 自走可能なチームを作る「3つの方法」とは?

部下の成長を加速させるために、リーダーが行うべきこととは?(写真: takeuchi masato/PIXTA)
かつての日本では、「見て学べ」という言葉のごとく、教えてもらうよりも先輩の実務を見て成長していくことが多かった。しかし、今は「背中で語る」だけではスキルが継承されにくくなっている。
では、どうしたらいいのか? 経営コンサルタントの田尻望氏は、リーダーと部下双方の徹底的な言語化のうえで成り立つ「無言のリーダーシップ」によって、成果を出せるチームをつくることができると言う。その具体的な方法を、『無言のリーダーシップ』より紹介する。
感覚派リーダーや熱血系リーダーのなかには、「背中で語る」というスタイルを好む人も多い。それ自体は悪いことではないが、「無言のリーダーシップ」は、このスタイルを指すものではない。
私がマネジメントの現場で見てきた限り、「背中で語る」だけでは、属人的なスキルやノウハウが共有されないからだ。あるいは、共有されるまでに時間がかかりすぎる。
「背中で語る」だけでは部下の成長は加速しない
「背中で語る」良さを活かしつつ、プラスα、その行動の構造を言語化することが重要だ。たとえば、ロールプレイングや商談の流れのマニュアル化、OJT制度などの仕組みを機能させることと、「背中で語る」ことを並行して進めるべきだ。
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