「コーヒーハウス禁止令」が出たオスマン帝国でなぜか急増…人々がこっそり駆け込んだ"意外な場所"
禁止されたコーヒーを楽しむために人々が駆け込んだ場所とは(写真:dejavu/PIXTA)
コーランでアルコールを禁じられているイスラム教徒にとって、欠かすことのできない嗜好品のひとつがコーヒー。ですが、かつては正統派のイスラム教の思想や習慣を徹底させようとする為政者によって、しばしば「禁止令」が出されることもあったといいます。
そんな中、愛好家たちはコーヒーを飲むための隠れ家として意外な場所を利用していたそうです。その場所とはいったい……。増田ユリヤ氏の著書『コーヒーでめぐる世界史』から、一部を抜粋・編集してお届けします。
宗教上「アルコール」は禁止されていたが…
イスラム教では、酔っぱらうと神様のことを忘れてしまう(信仰がおろそかになる)という理由から、アルコール飲料を飲むことが禁止されています。
とはいえ、全く飲む人がいなかったかといえばそうではありません。お酒を飲みたいムスリムは、隠れて飲むか、非ムスリムが経営するタベルナ(居酒屋)を利用していました。
タベルナはビザンツ帝国の時代から存続していましたし、新たに開店する店もありました。お酒を提供していたので、時折閉鎖に追い込まれる店もありましたが、基本的にはオスマン帝国が終焉を迎えるまで続きました。
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