「生成AIを使うと考えなくなる」は本当だった? 立命館大学「英語の正課授業」で見えてきた《効果的なAI活用法》と《令和必須の"新しい4技能"》

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PEP授業風景
立命館大学では、英語の正課授業で効果的なAI活用について知見が蓄積されつつあるという(写真:立命館大学)

大学におけるAI利用の方針がさまざまである中、2023年4月と早い段階から生成AIのリテラシー醸成や適切な活用を方針として打ち出してきた立命館大学。

とくに英語の正課授業「プロジェクト発信型英語プログラム(Project-based English Program、以下PEP)」では活用と研究が進んでおり、英語学習における効果的なAI活用についての知見も蓄積されつつあるという。

なぜ「科学領域の学部」でAIを積極的に活用?

PEPは、生命科学部・薬学部・スポーツ健康科学部・総合心理学部の共通カリキュラムだ。科学領域の学部は文献収集や発表などにおいて英語の必要性が高いことから、08年より各学部の新設時に順次、必修科目となった。

PEPが目指すのは、世界中から情報を集めて議論し、その成果を英語で発信する力を養うこと。そのため当初からPBLや探究型授業に力を入れており、こうした活動はリサーチが必須であることからBYODによるICT活用も行ってきた。

「17年も前からさまざまなICTツールを利用してきたので、AI導入も自然な成り行きでした」と生命科学部教授の木村修平氏は言う。PEPでは、22年度秋学期からみらい翻訳のAI自動翻訳サービスを導入、現在はCopilotなどの生成AIも積極的に活用している。

「PEPでは学生の卒業後のキャリアを見据えた教育を展開していますので、社会に出たら必ず使うであろうAIはとくに率先して活用しているところです」(木村氏)

では、具体的にどのようにAI活用を指導しているのだろうか。

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