「1人のはずが子ども部屋から喋り声が聞こえてきて…」宿題・レポートを《生成AI》にやらせる学生に「欠けた視点」。親や教員ができる対処法は?

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宿題をChatGPTにさせる学生が増えており、保護者も教員も「ChatGPT出力のコピペではないか」と目を光らせなければならなくなっている(写真:Tzido / PIXTA)

ある高校では、夏休みの宿題に「短歌」が出た。生徒の父は言う。「子どもが作った短歌を見せてもらったら、『夏を穿つ』なんてかっこいい言葉が入っていて、みずみずしい感性だな、自分ではできないと感心していたら、息子が言ったんです。『ところで、この『穿つ』ってなんて読むの?』って」

「『もしかして、ChatGPTを使った?』と聞いたら、『8割は自分で作った』とモゴモゴ言うんです。それでいいのか悩ましいところですが、自分も仕事でChatGPTをかなり使っている。それとどう違うんだろう、全部ChatGPTに宿題をさせるのではなくて、少し利用しただけならいいのか?と悩んでしまって」

夏休みが終わりを迎える時期、筆者の耳にそんな話が入ってきた。宿題をChatGPTにさせる子どもが増えており、保護者も教員も「ChatGPT出力のコピペではないか」と目を光らせなければならなくなっているようだ。業務上はChatGPTなどの生成AIに助けられている一方、教育現場や家庭ではチェックする手間が増えてしまっている。

1人の部屋から喋り声が聞こえてきて…

ある小学生の母は言う。「子どもが1人で部屋にこもっているのに、部屋から喋り声が聞こえる。こっそり覗くと、アレクサに宿題の答えを聞いて写していたんです。最近の子どもが生成AIに宿題をさせるという話は知っていたけれど、やっぱりやるんだと……」。その家では、アクレサを片付けてしまうかどうか悩み中だそうだ。

小中学校にも、生成AIコピペを提出する子どもが出てきているとある先生は言う。「ChatGPTの文章を手書きで写しても分かってしまうのに、なぜそのまま出してくるのか……。悪いことはバレるというのを早めに分かってもらうことが大事かと思い、毎回指摘しています」。

小中学校の教員には生成AIについて十分理解、指導できていない教員もいるといい、先生によって対応がまちまちな点が懸念点だという。

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