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「1人のはずが子ども部屋から喋り声が聞こえてきて…」宿題・レポートを《生成AI》にやらせる学生に「欠けた視点」。親や教員ができる対処法は?

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  • 高橋 暁子 成蹊大学特別客員教授/ITジャーナリスト
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筆者は大学の客員教授という教員の立場として、そして子を持つ親として、教育分野における生成AIの安易な利用を危惧している(route134 / PIXTA)

生成AIに代替される仕事が増えてきている

では、高校生や大学生等、生成AIをこっそり使いそうな子どもにはどうアドバイスすればいいのか。

LINEヤフー社では、全従業員に対し、生成AI活用の義務化を発表している。このように、生成AIを活用することは決して悪いことではなく、小中学生のように、作文や読書感想文の構成作り、誤字脱字のチェック、宿題の丸付けなどに活用することは、ありなのだ。

生成AI活用において重要なことは、最終的な人の目でのチェックだ。情報の正誤を確認したり、文章のおかしな点を見つけて自分の文章に書き直すためには、それだけの力量が求められる。

生成AIはあくまでアシスタントなので、最終的には文責である自分が責任を取るべきだ。それができないのであれば、まだ生成AIの利用は早く、先に適切な知識や能力を身に付けるべきということになる。

代替できる仕事は次々と生成AIに取って代わられ、アメリカではすでに大量解雇が進んでいる。学生たちには、生成AIを使いこなすことは難しいこと、悪用は意外と分かってしまうこと、学生のうちから安易に生成AIを使って“チェックする目”を育てられないと将来的に生成AIに取って代わられてしまうことを教えるとよいのではないだろうか。

【もっと読む】「地方局アナウンサーからDM」「神社が1000円プレゼント」と思ったら…。変化するSNS《なりすましアカウント》の実態とは では、ITジャーナリストの高橋暁子氏が、なりすましアカウントの現状と注意点について詳細に解説している。

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