5年で時価総額5倍増の20兆円超え!日立製作所は「日本の総合電機メーカー」からどのようにしてグローバル企業へと変身を遂げたのか?

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オープンAIのサム・アルトマン氏(左)と日立製作所の徳永俊昭社長(写真:日立製作所)

10月2日、東京・丸の内の日立製作所に、世界中から注目される起業家が姿を現した。

シリコンバレーのカルチャー

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アメリカのオープンAIのCEOであるサム・アルトマン氏。協業に興味を持っているとオープンAI側から日立へ連絡があったのは、わずか1週間前のことだった。

日立とオープンAIが協業するならば、可能性のある領域はどこかーー。日立社内では猛スピードで資料作成が進められ、訪問当日は15分間のプレゼンテーションが行われた。その後、アルトマン氏から徳永俊昭社長に対し、「これはできるか」と矢継ぎ早に質問が投げかけられた。

ミーティングの終わり、徳永氏はこう切り出した。「サムさん、今日の話で一緒にできるというのは大体わかったと思うので、基本合意書(MOU)を交わせますか」。アルトマン氏は「まったく問題ない」と、さらっとサインをした。

これから両社は、データセンター向けの送配電設備や冷却技術の提供、さらにオープンAIの大規模言語モデル(LLM)の日立における活用などを検討していく。

同席した戦略SIBビジネスユニットCEOの谷口潤氏は、「あれがシリコンバレーのカルチャーなのだろうが、従来の日本企業のやり方からすると想像がつかないくらいの速さだった」と振り返る。

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