なぜ「プレイヤーの9割が無課金」でも儲かるのか――世界市場30兆円を牽引する「基本無料ゲーム」の緻密なビジネスの"仕掛け"

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ゲームビジネス
基本無料のアイテム課金はPCゲームや携帯電話のゲームの課金システムとして登場し、スマートフォンアプリの登場で大きく拡大しました(写真:sasaki106/PIXTA)
世界市場30兆円を突破し、日本の基幹産業へと成長したゲームビジネス。その成長を牽引するのが「基本プレイ無料」というビジネスモデルです。
しかし、プレイヤーのほとんどがお金を払わないこの仕組みは、どのようにして巨額の利益を生み出すのでしょうか。
eスポーツジャーナリスト・岡安学氏の著書『ゲームビジネス』をひもとき、1億人規模のコミュニティが生まれる舞台裏と、現代のヒット作に隠された巧みな戦略に迫ります。

基本無料のプレイ代

テレビゲームのメインストリームは、アーケードゲーム機からコンシューマゲーム機に移り、そして、ゲーミングPCやスマートフォンへと移り変わりました。

その結果、ゲームを取り巻く環境も大きく変わってきています。

特にマネタイズの部分は大きく変化し、アーケードゲーム機のプレイ単位の都度払いから、コンシューマゲーム機のソフト単位の買い切りへ、さらに基本無料のアイテム課金やリワード広告などへと移り変わっています。

厳密には、プレイごとの都度払いやソフト単位の買い切りも残っているので、支払い方法に多様性ができたといえるでしょう。

その中でも画期的だったのが、基本無料のアイテム課金です。

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