「ガチャ」なしでも儲かる?ゲームビジネス"見た目課金"の実態――「競技タイトル」は課金すれば勝てるのか?

✎ 1 ✎ 2
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
ゲームビジネス
「課金」と聞くと、多くの方は、「ガチャ」をイメージするのではないでしょうか(写真:Naoaki/PIXTA)
ゲームの強さに影響しない、ただのアバターの着せ替えアイテム(スキンやアウトフィット)。これが今、年間数千億円を売り上げるゲームビジネスの主役です。
世界的人気作『フォートナイト』は、「ガチャ」なしでなぜ巨額の利益を生み出せるのか――。eスポーツジャーナリスト・岡安学氏の著書『ゲームビジネス』をひもとき、“見た目”がお金に変わる仕組みを解説します。

「ガチャ」だけではない

「課金」と聞くと、どんなイメージがありますか?

多くの方は「ガチャ」をイメージするのではないでしょうか。レアなキャラクターやカードをゲットするために、当たるまで際限なく投資するといった感じですね。

ガチャは課金の一部であって、それがすべてではありません。課金にはいろいろな種類があり、低価格のものもたくさんあります。

ガチャが規制されたり、ガチャそのものが嫌悪されたりしている現在でも、まだまだガチャが課金のメインであることは変わりません。

しかし、ガチャと同じくらい課金の主流と言われているのは「スキンやアウトフィットの販売」です。これらはいわゆるアバター(プレイヤーが操作するキャラクター)の着せ替えアイテムとなる衣装や小物のことです。

次ページ『フォートナイト』の課金モデル
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事