「ガチャ」なしでも儲かる?ゲームビジネス"見た目課金"の実態――「競技タイトル」は課金すれば勝てるのか?

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この追加キャラクターは有料のダウンロードコンテンツで、新たにイヤーパスや、キャラクター単体を購入しないと使用することができません。

イヤー2の前半の状態では、追加キャラのほとんどが強力なキャラなので、課金したほうが勝ちやすくなっているといえます。また、キャラを購入していないとトレーニングモードの相手としても使用できず、体験しての対策ができなくなります。

課金で有利になるゲームも

購入したから即勝てるようになるわけではないですが、購入したほうが有利になるといえます。

ゲームビジネス
『ゲームビジネス』(クロスメディア・パブリッシング)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

タクティカルシューティングゲームの『ヴァロラント』も基本無料で、使用できるキャラクターを増やすには、ゲーム内でキングダムクレジットと呼ばれるポイントを稼ぎ、解放しなくてはなりません。

解放するためのキングダムクレジットを稼ぐには、これも時間と労力がかなり必要となってきます。これも課金でその時間と労力の代わりとすることができます。

解放されたキャラクターが多いほど、さまざまなマップに対応でき、自分が使うにしろ、相手にするにしろ、キャラの特性を把握できる練習ができるようになり、有利に働くといえます。

「Pay to Win」といえるほど甘いわけではないですが、多少影響はあるといえるでしょう。

岡安 学 eスポーツジャーナリスト

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おかやす まなぶ / Manabu Okayasu

ゲーム情報誌編集部を経て、フリーランスに。イベント取材を始め、法律問題、マーケットなど、多角的な切り口でeスポーツを取り上げる。さまざまなゲーム誌に寄稿しながら、攻略本の執筆もおこない、関わった書籍数は50冊以上。現在は、Webや雑誌、Mookなどで活動中。近著に『ゲームビジネス』(クロスメディア・パブリッシング)、『みんなが知りたかった最新eスポーツの教科書』(秀和システム)、『ゲーム業界のしくみと仕事がこれ1冊でしっかりわかる教科書』(技術評論社)がある。

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