巣ごもり特需による隆盛期を経て、飽和状態に近づく動画配信業界。海外では大規模な合従連衡が動き始めた。
2025年12月、米ネットフリックスが、ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)の映画スタジオや動画配信の「HBO Max(以下マックス)」の買収で合意したと発表した。
ネットフリックスは有料会員数で世界首位を独走する。買収額は11兆円を超え、パラマウント・スカイダンスに対抗し全額現金で支払う方針だ。有料会員数はネットフリックスが3億2500万人、マックスは1億2000万人ほど。
ネットフリックス1強状態に拍車
米当局の承認のハードルも残るが、「ゲーム・オブ・スローンズ」「バットマン」「ハリー・ポッター」などの著名コンテンツを有するメジャースタジオがネットフリックス傘下に入れば、動画配信業界の構図は、ネットフリックス1強にますます傾くだろう。
ネットフリックスは海外で巨額買収を進める一方で、日本国内での展開も強化している。1月21日、アニメ制作会社のMAPPA(マッパ)との戦略的パートナーシップの締結を発表した。同社制作の複数アニメ作品を独占配信するという。野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本での独占放送権を獲得するなど、スポーツ領域でも攻勢をかけている。
こうしたネットフリックスの動きに対して、直接の影響を受けるのは、同社に次ぎ国内2位のシェアを誇るU-NEXT(ユーネクスト)だ。



















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