有料会員限定

ネットフリックス11兆円買収の衝撃。日本勢は成長鈍化でも「小粒乱立」状態。再編が進まない背景に何があるのか

✎ 1〜 ✎ 14 ✎ 15 ✎ 16 ✎ 17
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小
動画配信の業界では豊富な資金力を持つ、ネットフリックスの勢いが強まっています(写真:metamorworks/PIXTA)

特集「業界再編 大予測」の他の記事を読む

国内市場縮小やグローバル競争激化、テクノロジーの進化など、環境変化の波が大きくなる中、各業界でM&Aや事業統合、提携が相次いでいる。本特集では『会社四季報 業界地図』と完全コラボ。注目業界を中心に、再編の歴史を踏まえながら最新動向と今後の見通しを解説・予測する。

巣ごもり特需による隆盛期を経て、飽和状態に近づく動画配信業界。海外では大規模な合従連衡が動き始めた。

2025年12月、米ネットフリックスが、ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)の映画スタジオや動画配信の「HBO Max(以下マックス)」の買収で合意したと発表した。

ネットフリックスは有料会員数で世界首位を独走する。買収額は11兆円を超え、パラマウント・スカイダンスに対抗し全額現金で支払う方針だ。有料会員数はネットフリックスが3億2500万人、マックスは1億2000万人ほど。

ネットフリックス1強状態に拍車

米当局の承認のハードルも残るが、「ゲーム・オブ・スローンズ」「バットマン」「ハリー・ポッター」などの著名コンテンツを有するメジャースタジオがネットフリックス傘下に入れば、動画配信業界の構図は、ネットフリックス1強にますます傾くだろう。

ネットフリックスは海外で巨額買収を進める一方で、日本国内での展開も強化している。1月21日、アニメ制作会社のMAPPA(マッパ)との戦略的パートナーシップの締結を発表した。同社制作の複数アニメ作品を独占配信するという。野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本での独占放送権を獲得するなど、スポーツ領域でも攻勢をかけている。

こうしたネットフリックスの動きに対して、直接の影響を受けるのは、同社に次ぎ国内2位のシェアを誇るU-NEXT(ユーネクスト)だ。

次ページマックスを通じた動画配信を開始
関連記事
トピックボードAD