絶好調U-NEXT、宇野康秀氏が振り返る2つの勝因 「リーマンショック時の失敗は繰り返さない」
8期連続で過去最高の営業利益を更新したU-NEXT HOLDINGS。宇野康秀社長が勝因の1つとみる、過去の反省も生かしたガバナンス体制とは。
【配信スケジュール】
10月30日(水) ネトフリに迫るU-NEXT、快進撃導いた「堅実経営」
競合とは考え方が根本的に違う
――U-NEXTの月額料金は約2200円と、600~1600円前後を中心に展開する競合より高い価格設定にもかかわらず、国内で唯一、シェアを継続的に拡大しています。
ラインナップのジャンルの幅や作品数で差別化ができているのが勝因だ。1人当たりの動画視聴時間が伸び、1つのサービスだけに加入していても作品を見尽くしてしまう現象も起きているが、U-NEXTでしか見られない作品がたくさんあることで、複数のサービスを利用するユーザーのニーズにも応えられている。
最近は映画やドラマなどの映像作品だけでなく、音楽ライブや、格闘技やサッカーなどスポーツの分野でもコンテンツを増やし、新しい層のユーザーも獲得できている。
8月にはサッカーのプレミアリーグの全試合独占配信とサッカーコンテンツに特化した「サッカーパック」の提供を始めた。コアなファンに必ず加入していただけると予想していたが、想定を少し上回る数の加入があった。やはりスポーツコンテンツは引きが強いと感じている。
――ラインナップを充実させる戦略は、ほかのプラットフォーマーにはまねできないものなのでしょうか。
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