さらなるM&Aはあるのか。

宇野康秀(うの・やすひで)/USEN-NEXT HOLDINGS 社長CEO。1963年生まれ。89年インテリジェンス(現パーソルキャリア)設立。98年大阪有線放送社(現USEN-NEXT HD)代表取締役就任。USENとU-NEXT再統合を経て、2017年から現職(撮影:今井康一)
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鳴動する政治。終息しない戦乱。乱高下する市況。その先にあるのは活況か、暗転か――。
『週刊東洋経済』12月23-30日 新春合併特大号の特集は「2024年大予測」。世界と日本の行方を総展望する。
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巣ごもり特需が終わり、次なる伸びしろを探る動画配信サービス。米ネットフリックスに次ぎ国内シェア2位のU-NEXT(ユーネクスト)を運営するUSEN-NEXT HOLDINGS(HD)の宇野康秀社長に今後の戦略を聞いた。
──競合Paraviの運営会社を買収。サービス統合で会員数は394万人に増えました。
統合による会員増もあるが、統合後の新規入会者数も非常に増えている。以前の1.4倍ほどだ。作品のラインナップが強化されたことで解約率低下にも貢献している。
──TBSのドラマが増えたことが効いているのですか。
当社はあらゆるジャンルのコンテンツをそろえる「百貨店戦略」を軸にしてきた。ただ、国内ドラマは各テレビ局が自社の配信サービスでしか提供してこなかった。そのためドラマはいちばん弱い分野だったが、Paraviの統合で良質なドラマを作っているTBSのコンテンツが加わり、すべてのピースがはまった。
ネットフリックスより早い
──コンテンツ数で圧倒的です。
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