2023年3月期に売上高が1兆円を突破した。

原 一将(はら・かずまさ)/マクニカホールディングス 社長。1971年生まれ。甲南大学理学部卒業。金融機関を経て95年にマクニカ入社。2018年にイノベーション戦略事業本部長に就任。ソフトウェア関連の新規事業の立ち上げに携わる。19年から現職(撮影:尾形文繁)
特集「2024大予測|スペシャルインタビュー」の他の記事を読む
鳴動する政治。終息しない戦乱。乱高下する市況。その先にあるのは活況か、暗転か――。
『週刊東洋経済』12月23-30日 新春合併特大号の特集は「2024年大予測」。世界と日本の行方を総展望する。
![週刊東洋経済 2023年12/23・12/30新春合併特大号(2024大予測)[雑誌]](https://m.media-amazon.com/images/I/51Pa1qc9iYL._SL500_.jpg)
『週刊東洋経済 2023年12/23・12/30新春合併特大号(2024大予測)』。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。定期購読の申し込みはこちら
半導体メーカーから半導体を仕入れ、電機メーカーなどに売る半導体商社。小規模の会社が乱立しているのが特徴だが統合の動きが目立ってきた。2024年以降はどうなるのか。国内業界最大手マクニカホールディングスの原一将社長に聞いた。
──23年3月期に売上高が1兆円を突破しました。急成長の背景は。
これまで半導体メーカーは、複数の商社と代理店契約を結び、商社同士を競争させることで販売量を増やそうとしていた。それが今は技術面で頼りになる数社と提携したほうがよい、という考え方に変わり、代理店契約を結べる商社の数が絞られるようになってきた。
マクニカは外資系の半導体を50年もの間扱ってきた。取扱製品が幅広く、海外顧客も多い。これらが評価され、再編が加速する中でシェアを伸ばしている。とくに近年は品ぞろえで圧倒的なマクニカとそれ以外の商社とでどんどん差がついている。
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら