2023年4月に「国内は宝の山になる」と発言。
特集「2024大予測|スペシャルインタビュー」の他の記事を読む
賃上げと経済成長の好循環は続くのか。三井住友銀行の福留朗裕頭取は、「2024年と25年が正念場だ」と言う。
──4月の頭取就任時、「国内は宝の山になる」と言っていました。
実際、そのとおりになっている。金利上昇やPBR(株価純資産倍率)に注目が集まったこともあり、非公開化や事業分離、脱炭素、自動化投資などの企業活動が活発だ。われわれの収益機会も増えた。
──24年にもマイナス金利政策が解除され、短期金利がマイナスからゼロになる観測があります。
年初だろうと来春だろうと驚かない。賃上げと成長の好循環が確認できたら、日本銀行は動くだろう。僕はゼロを飛ばしたらよいじゃないかと思う。ゼロって、システム上入力できないんですよ。5ベーシスポイントでも1でもいいけど、(プラスを)つけたほうがいいと思う。
預金の「質」に手応え
──預金調達も重要になります。3月から開始した個人向け金融サービス「オリーブ」の進捗は。
速報値で140万口座まで増えている。目標は5年間で1200万口座。これまでは広告宣伝を抑制していたが、24年春にTポイントと三井住友カードのVポイントが統合されるタイミングで何かできないか、検討している。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録頂くと、週刊東洋経済のバックナンバーやオリジナル記事などが読み放題でご利用頂けます。
- 週刊東洋経済のバックナンバー(PDF版)約1,000冊が読み放題
- 東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
- おすすめ情報をメルマガでお届け
- 限定セミナーにご招待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら