「ビッグモーター再生」の真意はどこにあるのか。石井敬太社長を直撃した。

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中国へ商売の種をまきにいくことはありうる
――2024年の経営環境として、何に注目していますか。
やはり米中の動向だ。中国は不動産不況や米中の緊張で資金が逃げている。その中であまり効果的な経済政策を打っていない。
一方、アメリカは大統領選を控え、金利はこれ以上上げてこないのではないか。ただ景気全体としては少し低迷するとの説もある。民主党、共和党がどのような経済政策を訴えるのか、非常に注目している。
――伊藤忠は中国ビジネスを重視してきました。今後、中国とはどう向き合いますか。
中国への投融資に関しては慎重に考えていくが、依然期待もしている。実際に中国に行ってみると、EV(電気自動車)や先端分野では日本より進んでいる世界もある。こうした分野に限定的にアクセスし商売の種をまきにいくことはありうる。
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