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半導体材料SUMCO会長が語る「24年市況の行方」 シリコンウェハーで信越化学工業と双璧を成す

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新工場の建設で政府から最大750億円の補助金を受けることが決まっている。

SUMCO 会長兼CEO 橋本眞幸氏
橋本眞幸(はしもと・まゆき)/SUMCO 会長兼CEO。1951年東京都生まれ。76年東京工業大学大学院修了後、三菱金属(現三菱マテリアル)に入社。2011年三菱マテリアル副社長。12年、出資先だったSUMCOの社長に就任。16年から現職(撮影:尾形文繁)

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鳴動する政治。終息しない戦乱。乱高下する市況。その先にあるのは活況か、暗転か――。
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SUMCOは、半導体チップの基板となるシリコンウェハーで信越化学工業と双璧を成す世界大手。24年の半導体業界をどうみるのか、橋本眞幸会長に聞く。

 

──シリコンウェハーの市況は?

足元では底をはっている。(とくに落ち込みが激しい)メモリーの価格は下げ止まっているが、それはメモリーメーカーが減産したから。メモリー向けが立ち上がるまで来年いっぱいはかかりそうだ。

──半導体の市況は、ロジックでは来年度の上期に回復し始め、メモリーでは下期にかけて上向いてくるといわれています。材料であるウェハーの市況回復は半導体そのものより遅れるのですね。

ロジック向けは受注生産に近いのでさほど遅れない。24年後半には徐々に立ち上がってくるだろう。

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