社長「業務を絶対に止めるな」→サイバー攻撃で長期停止になる皮肉…「脆弱性の放置はなぜかOK」 日本企業の本質的な"弱点"
生成AIの普及で「日本語の壁」が消え、いまや世界の新種メール攻撃の8割超が日本に集中するという異常事態が起きている。だが、懸念は攻撃の増加だけではない。諸外国と比べても、日本企業が突出して抱く「業務を絶対に止めない」という強いこだわりが、皮肉にも攻撃者に絶好の隙を与え続けているのだ。
2025年は、大企業が次々とサイバー攻撃に狙われた。これらは単なる技術の問題というより、経営陣のサイバー理解がリスクを生み出している側面がある。日本ならではの状況をふまえ、経営の視点から考えていこう。
世界のCISOの76%がサイバー攻撃を“前提”として認識
2025年、日本企業を取り巻くサイバーリスクは明らかに次の段階に入った。
全世界のメールトラフィックのうち、4分の1を監視するプルーフポイントが世界で観測した新種のメール攻撃は前年の5.4倍に急増し、その82.8%が日本を標的にしていたのである。
この異常とも言える数字の背景には、生成AIの存在がある。生成AIによって日本語の壁が事実上崩壊し、海外の攻撃者でも自然で違和感のない日本語の詐欺メールを大量に生成できるようになった。
一方で、日本企業は他国と比べて詐欺メール対策が遅れており、「狙いやすい国」になってしまった可能性は否定できない。


















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