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ドイツで初めて誕生した右派ポピュリズム政党AfD系首長が語ったこと…「"左"と"緑"に支配されている」「ロシアは頼れるパートナー」【第3回】

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ドイツ・ゾネベルク郡庁舎(筆者撮影、以下同じ)
2025年7月の参議院選挙で参政党が躍進し、日本でも右派ポピュリズム現象が現実のものとなった。ドイツではすでに13年に結党された「ドイツのための選択肢(AfD)」の党勢拡大が続いており、AfDとどう対峙するかが政治の大きな課題になっている。
近年、旧東ドイツの地方自治体で、AfD系の首長の誕生が相次いでいる。そうした1郡長、3市町村長のうち、ザクセン州ピルナ市とテューリンゲン州ゾネベルク市を25年12月に訪ね、拡大の背景を探った。
連載第1回第2回で市民の声を紹介したが、ゾネベルク市では郡長へのインタビューが実現した。ドイツで初めて誕生したAfD系首長は何を語ったのか。

旧東ドイツのテューリンゲン州ゾネベルク市は、かつての東西ドイツの境界に位置している。ピルナ市から特急列車とローカル列車を乗り継いで到着した駅前には、地方の市にしては立派な市庁舎の時計台が、暗がりの中そびえていた。

ゾネベルクでの最大の目的は、ゾネベルク郡のローベルト・ゼッセルマン郡長(52歳)のインタビューだった。駅近くの民泊の宿から翌朝、徒歩で郡役所に向かった。

郡(Landkreis)は、任務を単独では実施できない小規模自治体(市町村)が集まって、共同で一定の任務を担当する行政組織で、ドイツ全土で294ある。同郡はゾネベルク市をはじめ8つの自治体からなる。

「”左”と”緑”が支配している」

23年6月にゼッセルマン氏は選挙で郡長に選出された。ドイツのための選択肢(AfD)の政治家が郡長の座を占めるのはドイツで初めてだった。2回目の決選投票で、AfD以外の政党による「全政党連合」がキリスト教民主同盟(CDU)の候補を推したにもかかわらず阻止できなかった。

指定された午前10時前に郡役所につくと、特段警備もなく、案内に座っていた女性から、そのまま階段を上って3階にある氏の部屋に行ってくれ、と言われた。ゼッセルマン氏は元弁護士で、眼鏡をかけたやや童顔の人だった。

ゼッセルマン郡長

ドイツメディアからの取材は断ることもあるというが、私に対しては始終友好的だった。自家用車はトヨタということで、日本にはとりわけ好意的な考え方を持っているようだった。

1時間余りのインタビューでの発言内容は、今のドイツの主流とは明らかに正反対の考え方だ。

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